Microsoft Office 2019の種類と機能の比較
Microsoft Office 2019の各ソフトの機能と価格に関しては、以下の表の通りに表されます。
ソフト名称 | Word | Excel | PowerPoint | Outlook | Access | Publisher | 商用利用 | 価格(マイクロソフト) |
Microsoft Office Personal 2019 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 32,784円(永久版) | |||
Microsoft Office Home & Business 2019 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 38,284円(永久版) | ||
Microsoft Office Professional 2019 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 65,784円(永久版) |
Microsoft Office Professional Academic 2019 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | △(利用禁止の記載なし) | 30,580円(生協価格) |
Microsoft Office Home & Business 2019が機能面に関するコスパが良いので、学生でない限りはHome & Businessを選ぶのがおすすめです。
Microsoft Office Personal 2019で使用可能な機能
Microsoft Office Personal 2019では、PowerPointを使うことができず、WordとExcelに加えてOutlookしか使えません。
PowerPointはプレゼンテーションを行うソフトであり、会社だけでなく大学にいる時も必須なので、使い物にならない場合が多いです。
現時点でMicrosoftソフトを購入する予算が無い人は、Microsoft Office Personalを選ばずに、Microsoft 365 Personalを選びましょう。
Microsoft Office Home & Business 2019で使用可能な機能
Personal 2019と異なり、Microsoft Office Home & Business 2019には、PowerPoint2019と呼ばれる機能が含まれています。
Word・Excel・PowerPointといった基本的なソフトが揃っているので、使い勝手に関しては問題ありません。
価格もPersonal 2019と大きく変わらない上に、5年程度安全に利用可能なのでコスパが良いのが魅力的なポイントです。
ただし、Microsoft 365と異なり一度に2台までしか入れることができないので、何台もPCを使う人はMicrosoft 365を選んだ方が良いでしょう。
Microsoft Office Professional 2019で使用可能な機能
Microsoft Office Professional 2019では、他のMicro Office 2019製品と異なり、Access 2019やPublisher 2019が含まれています。
Accessはクラウドベースのデータ管理ソフトであるので、IT業界では役に立つことがありますが、通常使っている範囲ではExcelで十分です。
Publisherは名前通り、本や広告の出版で役に立つソフトですが、一般的な業務を行う時にはWordで間に合います。
Microsoft Office Home & Business 2019に比べると、価格が明らかに割高なので、上記2つのソフトが不要な場合は他のソフトを選びましょう。
Microsoft office 2016の種類と機能の比較
Microsoft office 2016に関するソフトウェアの種類は以下の通りです。
ソフト名称 | Word | Excel | PowerPoint | Outlook | Access | Publisher | 商用利用 | 価格(マイクロソフト) |
Microsoft Office Personal 2016 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 32,184円(販売終了) | |||
Microsoft Office Home & Business 2016 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 38,284円(販売終了) | ||
Microsoft Office Professional 2016 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 64,584円(販売終了) |
他のバージョンの製品と異なり、Microsoft office 2016はほとんど販売されていないので、中古の製品を探している人は他のバージョンの製品を選びましょう。
Microsoft Office Personal 2016で使用可能な機能
Microsoft Office Personal 2016では、最新版のWordやExcelと比較して、以下の機能が制限されます。
- 他のユーザーの変更をリアルタイムで表示する
- 言語の壁を取り除く
- デジタル ペンを使用した描画と書き込み
- 数式でLaTeX構文を使用する
- SVGファイルをアイコンに追加する
- 3D 画像を挿入して利用する
- 音声をキューにする
- ページを一度に並べて表示する
- 新しい6種類の関数
- マップグラフとじょうごグラフ
- SVGアイコンと3Dモデルの表示
- 最近使用したリンクの挿入・フォルダーの保存
- ピボットテーブルの機能拡張
- Power BIへの公開
- 取得と変換 (Power Query)
Wordの「言語の壁を取り除く」の項目は結構大きな変更点なので、翻訳ツールをよく使う人は、2019年版の製品を選んだ方が良いでしょう。
Microsoft Office Home & Business 2016で使用可能な機能
Microsoft Office Home & Business 2016では、以下のPowerPointの機能が使用できないことに注意する必要があります。
- ズーム機能
- テキスト用蛍光ペン
- ベクターグラフィックス
- SVGアイコンの図形への変換
- 3Dモデルの挿入
- 4K動画のエクスポート
- 記録機能
- マップグラフとじょうごグラフの表示
- デジタル ペンを利用したスライド ショーの実行
- SVGアイコンの追加
- 360°表示可能な3Dモデルの挿入
- Microsoft Translator
PowerPointにおいて、4K動画や3Dモデルを表示できないのは大きな制約になるので、ムービーをよく埋め込む人は2019年版の製品を選びましょう。
Microsoft Office Professional 2016で使用可能な機能
Microsoft Office Professional 2016のAccessやPublisherでは、以下の機能が使えません。
- 新しいグラフでデータを視覚化
- 大規模な番号 (bigint) のサポート
- dBASE ファイルの追加
- プロパティ シートの並べ替え
- 自動的にODBC 接続を再試行する機能
- 危険な拡張子のブロック
- 翻訳機能
- PowerPointで作成した3Dオブジェクトの挿入
AccessやPublisherでは、大きな機能の変更はないので、機能の制約についてそこまで気にする必要はありません。